偏差値70のバドミントン戦術【シングルス】
こんにちは😃
ぐりと申します。今は医学生としてバドミントンに打ち込む日々をおくっています。
今回この記事を書くに至ったきっかけなのですが、それはズバリ!戦術を知らないまま練習や試合に取り組むことの非効率さを痛感した為です。
というのも、バドミントンを始めた頃から基礎体力づくり、体幹、試合形式の練習等のトレーニングには励んできたものの、何となく上のステージに上がれない、、、そのようにずっと感じていました。
それにも関わらず、実力不足は努力量に比例するという考えに基づき練習量を増やすも、なかなかそれに見合った結果が出ないという状況に達した時、なにか劇的に実力を伸ばす方法がないかと悩んだ結果、戦術を一から学び直すという結論に至ったのです。
勝負事なのですから戦い方を学ぶというのは考えてみれば与えり前なのですが、良いフォームとは!とかフットワークを早くするためには!とかそんな事ばかりにとらわれ肝心の「戦い方」を知らなかったわけです。
ではその戦い方を知ったらどうなるのかと言うと、主に次の2点でお得なのです!
①プレーに迷いがなくなる
②相手をより深く分析できる
コーチもおらず、バドミントン歴の浅い自分にとっては意外に盲点でした。バドミントンは将棋によく似ているなどと仰るひとがいらっしゃいますが、いまいちピンときていませんでした。同じように感じてる方も少なからずいらっしゃるとは思います。ですが、今からお伝えする「戦術」を知ればこの意味がよく分かります。
なので、私と同じような理由で伸び悩んでいる方、体幹や体力づくりなどの基礎トレーニングはしているが戦術など知らないと言う方は是非見て行って下さい!!
ではごゆるりと、、、
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その壱【禹開】
まず始めにお伝えするのは、相手のオープンスペースにひたすらシャトルを打つ戦術です。
これは中国名称で禹開と呼んでいるそうで、配球力とフットワークに自信がある人が攻める場面で見られます。分かりやすく一連の流れをあげるとこんな感じ↓
①相手コート右奥にアタックロブ⇨相手コート左前が空く
②相手コート左前にヘアピンorドロップ⇨相手は間に合わずクロスヘアピンorロブ
③クロスヘアピンの場合⇨ストレートにロブ
④ロブの場合⇨クロススマッシュ
あくまで一例に過ぎませんがイメージでいうとこんな感じです。相手の空いたとこに打つといういかにも正攻法な攻め方です。
しかし、難点も確かに存在します。この戦術の前提として相手がセンターポジションに戻りきる前にオープンスペースに打たなければならないと言う条件があります。そのため相手の打った球を早いタッチで返すためのフットワーク、そしてちゃんと狙った場所に打ち込む配球力が必要となるわけです。
基礎が出来ていればこの戦術が使えるはずですが、先程言った通り早くシャトルに触りに行く為、体力を消耗しますし、相手のフットワークが早ければこちらに打ち込まれることもしばしば、、、
そのため禹開一本槍ではなかなか勝負出来ません。と言うことで次の戦法は守りに寄った戦術です。
その弐【体力温存戦法】
カッコいい名称が見つかりませんでしたので、適当に名付けました、、、すみません😢後のものにはちゃんとカッコいい名前が付いてますのでご安心を😋
ということでこちらはその名の通り体力を使いたくない!そんなときに使う戦術です。一言で言うと、何がきてもストレートに返す。それだけです!
実際に桃田選手が1ゲーム目によく使ってたりする印象です。
一連の流れはこんな感じ↓
①相手コート右前にドロップ⇨相手はストレートヘアピンを選択
②ヘアピンに対し、ストレートにロブ⇨相手はクロスカットを選択
③クロスカットに対し、ストレートにヘアピンorロブ
と、ひたすらストレートに返し、相手のミスを待ちます。
ただ相手も待ちの姿勢に入るとラリーが長期化するため、結局体力勝負になってしまいます。温存するはずが体力勝負に押されて疲弊してしまうようなら、迷わず他の戦術に切り替えたいところです。
その参【下圧】
漢字のニュアンスでなんとなくイメージが掴めるかと思います。これも中国の名称。
ひたすらコート奥に返球、使うのはロブとクリアが主体で、相手の返球を読んで早いタッチのヘアピン等で決めに行くといった戦術です。
一連の流れはこんな感じ↓
①相手コート右奥にロブ⇨相手はクリアを選択
②こちらもクリアで返し再びコート奥へ⇨相手はドロップを選択
③ドロップに対して再びロブ⇨相手が前に落とすことを読んで少し前に張る
④前に返してきたところを早いタッチでヘアピンorプッシュ
あまり体力を使わず、そこまで配球力もいらないため個人的にはこれが1番しっくりきます(笑)
ですがこれだけやってても勝てないのが現状、、、とどのつまり臨機応変に戦術を組み合わせるのが1番ということにどうしてもなってしまいます。
相手の返し方次第ではこちらの最善手も変わってくる、ですがある程度の型というものも存在している、、、ここが将棋に似ているポイントなのでしょう。
まだ戦術はあります(ひたすらスマッシュネットを繰り返す超攻撃型のもの等)が、組み合わせることが大事なので数ばかりあげるのはやめておきます。
ということで記事は以上になります。拝見して頂いて本当にありがとうございました。
最後に、、、
この記事はできる人にとっては当たり前のことで寧ろ情報量としては少ないと思います。
そのため先に記した通り同じ悩みを持つ方、基礎力はあるのに勝てないと悩む方、戦術なんて考えたこともなかった!と言う方、そんな方々に向けてなにかの助けになればと思って書きました。
戦い方を知るというのは一次関数で例えると「傾き」を大きくすることだと感じます。横軸を努力、縦軸を結果とするならば、傾きを大きくする事で同じ努力でもより大きな結果に結びつけばいいと願っています。
かく言う自分もなかなか傾きの小ささに苦労しますが、、、
また何か書くことがあれば記事にしたいと思いますので、その時はどうぞちらりと見て行ってください。
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